前回の回答は、目的別に2種類するでした。
当店では更に進めて、汚れやムース、整髪料等
不要な物を落とすことに界面活性剤
(洗剤の中心的なもの、汚れは良く落とすが
大切な毛皮質まで落としてしまう可能性あり)
の力を極力利用せず、汚れを落とす力の70%を
「イオン還元水」を利用し、更にPHを7とし、
アルカリ性でも酸性でもない、中性のシャンプーを利用しています。
さて、町の中でシャンプーは山のように販売されています。
どれを買って良いか迷っていませんか。
理想的には、前述の様に
2種類のシャンプーををお求め下さい。
理・美容業界では
1回目に使うシャンプーを『ワンシャン』
2回目に使うシャンプーを『ツーシャン』
と呼び、使い分けていますので、今後はその呼び名を使って行きます。
汚れ落しを目的とするワンシャンは、
●弱アルカリ性 ●比較的安価 ●PHが7に近い(中性) |
であればOKです。
PHは店員に聞いてみるとよいでしょう。
店員のレベルもわかります。(答えてくれるかどうか判りませんが)
次はツーシャンですが、
●酸性 ●PHが5~6程度 |
とご指定下さい。
酸性シャンプーは価格が少し高くなりますが、
使用してみればその違いはよくわかります。
ワンシャンは流してみると、
きしむくらい洗い上がりはサッパリしています。
ツーシャン後はシットリしていて、
2回目のシャンプーの影響が後々まで続く事になります。
ここでひとつ大切な事は、
すすぎは充分すぎるくらいすすいでください。
また、アルカリシャンプーだけをご使用の方は、必ずリンスをして下さい。
その理由は、このお話の前の方でお話した通りです。
よくある質問で、
「化粧石鹸でシャンプーをしても良いか?」
と聞かれますが、それはXです。
その理由は、一般的に化粧石鹸は体の皮膚を洗うものでアルカリ性です。
前述のように、皮膚は生きていますので、一時的にアルカリ化しても
時間と共に皮脂で酸性化しますのでOKですが、
頭髪は死滅細胞ですから、傷み続けてしまうのでXなのです。
逆に、酸性シャンプーで体を洗うことは害は無いのでOKです。
当然、ワンシャンとツーシャンを逆にすると
2種類のシャンプーを使用する意味がない
のでそれは絶対にXであることはお判りの通りです。
ここまでお判りになった貴方は、もうシャンプーの通です。
このお話をお知り合いに伝えてあげてください。 きっと喜ばれます。
難しくて肩がこりましたか? 第1章はこれで終了です。
◆ ◆ ◆
第2章を予定しています。その中身は
「トニックって何のために?」
「育毛剤ってききめあるの?」
「男、女性のホルモンの話」
です。ホルモン、育毛等人生永遠のテーマです。
このお話も少し難しいのですが、
ゆっくりお読みになると、大変中味がある
面白さなのでお楽しみに・・・・