次は育毛剤に効き目があるかお答えしましょう。
結論から言いますと、男女差でも個人差でも答えが変わります。
生やす事は出来ますが、それを実行できない理由があります。
このお話が難しいと考えるか面白いと考えるかは
個々の考え方で変わってきます。
(少しおどかしすぎたかな)
前置きが長くなりましたが、いよいよスタートです。
極論から入ります。
男性は、頭が「はげ」る人、「はげ」ない人がいます。
はげの最大の原因は遺伝です。
遺伝でも男女差・個人差などがすごく出てきますので、
総論だとご理解下さい。
(その上優性・劣性遺伝というものまでありますが、
難しいので割愛しますね)
遺伝では大きく分けて、
・頭の骨格 ・男女性のホルモンの分泌量 |
の2種類がはげに関係してきます。
まずは頭の骨格の話から。
はげやすい骨格とは、
左右の耳のすぐ上の耳上部という部分が
左右横に張り出している形の骨格です。
普通、頭皮が育つ(面積が広がるという意味)のは、
20代前半ぐらいまでといわれ、中身の頭蓋骨は、
その後までじりじり育ち続けるといわれています。
頭蓋骨はじりじり大きくなるのに、
それを袋として包んでいる
頭皮の面積はもうあまり広がらないので、
頭皮と頭蓋骨の間を
走っている血管が圧迫されます。
すると毛根では血流によって運ばれる
毛髪の材料不足が発生します。
特に、耳上部が横に張っていると、
天頂部への圧迫が強くなり、悪影響が考えられます。
耳上部が張っている骨格ははげやすいと
お話した意味がおわかりになりましたか?
こんな状態を手当てする方法があります。
(ただし過剰にご期待をいただくと困りますのでご参考までに)
筋肉も皮膚も、運動させると
柔らかく保てるという説があります。
頭皮が柔らかいと、血管が圧迫されても血圧によって
押し通りますが、硬くなると通りにくくなるのです。
そのため、頭皮のはげた方の頭皮は
つるっと張り切ってピカッとしています。
毛のある方の頭皮はやわらかです。
では、頭皮はどのようにして運動させるのでしょう?
それはつまり、マッサージです。
天頂部に向かって、
すべての指でつまみ上げる様にもみ上げます。
(下に引っ張っては逆効果ですのでご注意を!)
これで毛が生えたとはあまり聞いたことがありませんが、
老化を遅らせることは事実ではないかと考えられます。